『高杉晋作、ふたたび』
ー略伝と漢詩ー
(東一旭 著)
本年は高杉晋作没後150年です。
明日が見えない現代にこそ、不可能を可能にし、維新への道を拓いた革命家の人生を見直す意義があるのではないでしょうか。
長州(山口県)の革命家・高杉晋作はわずか80余名で決起し、藩論を倒幕に切り替えようと試みます。
彼は仲間を増やしながら、俗論派(幕府への帰順を説く勢力)を倒し、幕府の長州征討軍をも撃退しました。
本書では、彼の漢詩と略伝を通じて、歴史の流れをくつがえした生涯に迫ります(16枚の挿絵つき)。
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【高杉晋作って何をした人?】
高杉晋作は、幕府使節の一員として上海に行った時に、大きな衝撃を受けました。
イギリスの力を借りなければ反乱を鎮圧できない中国は、半ば、欧米列強の植民地になりつつあったからです。
彼は、帰国後に尊王攘夷の活動をはじめ、長州藩が下関で外国船を砲撃した頃に、「奇兵隊」を結成します。これは、参加者の身分を問わない陸戦部隊でした。
高杉は、長州藩が英仏米蘭の艦隊との戦いに敗れた時に講和使節となり、幕府が第一次長州征伐を行った時、下関で挙兵して藩を討幕論に導きました。
さらに、第二次長州征伐でも幕府軍を打ち破り、倒幕への道を切り拓いたのです。
目次
まえがき
第一章 高杉晋作の修行時代
一、生い立ち
二、師の願い
三、久坂玄瑞
四、高杉の転機
第二章 維新の胎動
一、下関砲撃
二、眠れる獅子のように
三、帰って来た漢(おとこ)たち
四、奇兵隊創設
五、久坂の最期
六、四カ国連合艦隊の襲来と和議交渉
第三章 高杉晋作、起つ
一、第一次長州征伐
二、功山寺決起
三、第二次長州征伐
四、高杉晋作、最期の詩